海福山泰陽寺は、寛永十年細川忠興公の開創する禅寺にして白翁誾龍禅師の開山なり。禅師は忠興公と同国丹後の出身にて豊前、肥後共に入国、禅師の高徳に帰依した忠興公は、特に寺内に金毘羅権現を祀り、鎮護の祈祷所となす。歴代藩主家老武家の尊崇あり明治十年西南の役にて山門本堂諸寮の建物は悉く灰燼に帰す。
※金毘羅権現は佛教の守護神にして威如王又は、夜叉神王とも訳し危害を除き善者を守護す福寿の善神なり。境内に稲荷を合祀す。

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泰陽禅寺正門

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泰陽禅寺由来看板


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釈迦牟尼佛

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釈迦牟尼佛

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本田良輝禅師

中興の租、素元和尚の法嗣にて、説法快明、多芸道通、別して、植物全搬に造詣深く、山内は植物園の様相を呈し、四季を通して様々な野草や折々の花々に出会う事が出来る。

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